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先週末ワシントン州の東端にある市スポケーンへ4日間ほど、旧友を訪ねて行ってきました。LAからは飛行機で3.5時間くらい。1ストップするので実際には5時間くらいかかります。 ここはカナダの国境まで100マイル程、アイダホ州へは15分くらいの位置にあるワシントン州でシアトルの次に大きい市です。ここには20年ほど前に1年ちょっと住んでいました。11月末から3月まで根雪になり、毎年夏らしい気温になるのが(それもせいぜいやっと30℃弱)になるのが2,3週間しかないくらいの北国です。今年は異常気象の例にもれず、私たち(うちの亭主も同行)の行く3週間くらい前に電話したら、彼女曰く、「クミちゃん、35℃もあるわよ!」 幸い訪問した時はスポケーンの通常の「夏」の気温でした。砂漠の加州に長年住んでしまった後では清潔で緑がきれいで広々とした町で、私こんないいところに住んでたのか?と思ってしまった程。ただ奥深い地方都市の例にもれず、大都市のLA付近の住人には刺激がなさ過ぎ、住むのにはちょっと早いねなどとうちのと話しました。 アメリカの古き時代の俳優でビング・クロスビーという人がいましたが、この人がスポケーンの出身。彼の出たゴンザガ大学というのが、このごろ大学バスケットボールで上位に上がっているので、バスケの好きな人は名前を聞いたことがあるかもしれませんね。 町はかなり大きくなり、便利になってましたが、だだっ広いのは相変わらず。LAなんかと比べると全く人も車も少なくて、せいせいしてます。 車の渋滞なんか起きないでしょうね。あまり昔のことも覚えてないのですが、2日目あたりから少しずつ記憶を取り戻したようで、以前のことがどっと記憶に上ってきて、ちょっと胸がいっぱいになりました。 旧友は74歳になったとか。また来るねといって別れましたが、これがもしかして彼女と会う最後になるかもしれないなんて変なことを思ってしまったり。ちょっと遊びに行くには遠すぎるのでそう思ったのでしょう。でも人間一寸先は闇ですからね。
今回出発したのが、あのイギリスのヒースローでの飛行機爆破のあった日、以前家のだんなを日本に初めて連れて行ったのが9・11の4日程後、なんか飛行機には呪われてるんじゃなかろうかなんて冗談を言いましたが、飛行場はやけに静かで乗客はあきらめたように指示にしたがい、おとなしくセキュリティーゲートを裸足で通り抜け、長めの待ち時間も悟りを開いたかのように(ちょっと大袈裟)待ってました。かなりの人が荷物をチェックインしたので、帰りの日は飛行機が定刻より早く到着してしまったのにもかかわらず、LA空港で荷物の受け取りに1時間10分も待ちました。 12、3年前までは出発の20分くらい前に空港について、ゲートへ直行で飛行機に乗れてたのに、昔が懐かしい。
夏もそろそろ終わり。仕事もまたそろそろ忙しくなってくるころ。 そのうちすぐクリスマスですね。 皆さん 飲み会をエンジョイしてください。 それではまた。
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